【レビュー】CANON SELPHY CP910

キヤノン コンパクトフォトプリンター SELPHY CP910のレビュー
Canon コンパクトフォトプリンター SELPHY CP910 WH
インクジェットプリンター使っていますか?
ここ3年くらいですかね、ほとんどインクジェットプリンターを使わなくなりました。
たまに使おうと思うと、インクがなくなっているかインクがつまっているのでクリーニングをする必要があり、それを行うとインクがなくなるという悪循環で使う気がなくなってしまいました。
プリンターの1つの仕事は書類(のようなもの)を印刷することですが、大半は写真を印刷することが多いです。
ですが、インクジェットプリンターはインクが高い、そして久しぶりに使おうとすると線が入ってしまって、それをなくすためにクリーニングで大量のインクを捨てることになるという光沢紙もインクも無駄にしまくるのがどうしても我慢できなくて、それならまとめてコンビニや電気屋さんで印刷しちゃえばいいやって考えていたのです。
ですが、祖父が写真だけを印刷できるプリンターが欲しいということで、そういえば昇華型の小さい写真だけを印刷するのに特化したプリンターっていうのがあったなぁと思い出して買ってあげたところ、思っていたよりも使い勝手がいいので、自分にも買ってしまったということです。
なので、買ってから結構経っているのですが、昇華型いいですねぇ。
久しぶりに使ってもインクがつまるっていうことがないです。
専用紙とインク代わりのカセット(各色がフィルム状になっている)がセットになっているものを買う必要があります。
この専用紙によっていくつか種類があって、大きさやシールだったり名刺サイズだったりと選択できるようになっています。
他の紙を使ったりということはできませんし、社外品の安いカセットとかもないと思います。
例えば、L版を買うと紙がいくつかとインクカセットがいくつか入ってきます。
Canon KL-36IP カラーインク/ペーパーセット 3PACK
こちらだと、3個ずつに袋に分けられて入っています。
用紙を入れるカセットに一袋分をセットして、カセットをセットしてやって印刷スタートとなるわけです。
紙がなくなるか次の用紙を足してやると途中でインクがなくなったからカセットを交換してって言われるので、カセットを交換してとやっていきます。
途中で違うサイズのものを印刷したくなったら、カセットと用紙を取り出して、印刷したい紙と新しいカセットをセットして使います。
(僕はそうやって使っていましたが、もしかしたら紙だけ入れかえても使えるのかどうかはわかりませんが、カセットも入れ替えた方が精神衛生上いいです)
2015/11 追記: 用紙サイズとカセットが違うとエラー表示で教えてくれるようです。
お勧めポイント
・ Wi-Fiで接続されるのでパソコンがなくてもiPhoneやスマホから写真が印刷できるのでおじいちゃんおばあちゃんでスマホがいじれる人であれば印刷できます。
・ インクの入れ替えなどの操作も簡単なので、インクジェットプリンターの扱いに不慣れな方にも
・ カメラの場合は、SDカードを入れるところがあるのでそこから印刷することも可能です(SD/SDHC/SDXC対応)。
・ 思い立ったときにすぐに使えます(インクがつまったりいつの間にかなくなっていたりすることがないですし、立ち上げてから印刷できるようになるまではすぐです)
・ 集まりなどその場で写真を渡せる
・ アルバム100年保存対応
・ 画質は十分綺麗です
こんな方にはお勧めしないポイント
・ A4サイズで書類なども印刷したい
・ 白黒の文字だけを印刷することが多い
・ CDラベルプリントなど特殊なプリントをしたい
・ スキャナがついている複合機が欲しい
・ 純正のインク(カセット)を買うことに抵抗がある
・ スマホもカメラもパソコンもないけどなんか印刷したい(なにを印刷するつもりですか)
・ CANONが嫌いだ
他のメーカーからも出ています、私は色々と検討してCANONにしましたが。
EPSON コンパクトプリンター PF-70 無線 スマートフォンプリント Wi-Fi Direct A5対応
EPSON コンパクトプリンター Colorio me E-370W ホワイト
CASIO カシオ ハガキ&年賀状プリンター フォトプリンター プリン写ル PCP-2200
FUJIFILM スマホ de チェキ instax SHARE SP-1&チェキフィルム50枚セット
どんな感じで印刷されるのか、僕も昇華型を使うのは初めてでしたのでへぇーって感じでした。
本体と付属する用紙ケース(カセット)は基本的に蓋を閉めてしまっておくことができます。
用紙カセットに用紙をセットして、フロント側にセットします。
上のスロットはSDカードスロットです。
カセットを入れるようになっています。
こんな感じで入っていますので、袋からだして何もせずに、矢印の方向にただ差し込むだけです。
さくっと
パチンとなるので、あとは電源を差して、オンにするだけです。
そして、Wi-Fiなどで接続したらスマホからでもiPhoneからでもパソコンからでもSDカードからでも、印刷するだけです。
印刷中・・・・後ろから紙がでてきたー!!!
本体の中を紙が往復して印刷していきますので、プリンターの後ろにもスペースが必要です。
すると、真っ黄色のなんだかわからないものが印刷されてきました。
初めて見たとき、壊れてる….って思いました。
だって、インクジェットだと明らかにインク詰まりの症状ですもん。
すると、また後ろに引っ張られます。
おっ!
お次は赤!
少しなんとなく写真に見えてきました!
次は、何色だ!?
おお!
写真だ!カラー写真になってる!!と、初めは感動しました。
見てると楽しいです。
でも、また引っ張り込まれます。
印刷の色は、C/M/Y/Kか!
シアン/マゼンタ/イエロー/クローム
印刷の順番は、イエロー/マゼンタ/シアンでしたので、最後はクロームか!
って思うでしょう。
いいえ、オーバーコートですって。
保護コートを最後に印刷して終了となります。
で、最後に耳の部分を取って、完成。
耳の部分は人に渡すときとかに写真を直接触らなくて済みますし、そこに何か一言書くのにもいいので、そのままあげてしまうのにも向いています。
一枚あたりの印刷時間は、約39秒と決して早くはないですがそこまで遅くもないので特には気になりません。
昔はアルバムなんかに沢山写真があったけど、この頃はスマホの中にあるだけで印刷してないなぁっていう人には是非お勧めします。
やっぱりアルバムとか写真立ての中に写真が入っていると、その時のことを思い出したりして楽しいですよ。
基本仕様
プリント方式 昇華型熱転写方式(オーバーコート付)
解像度/階調数 300×300dpi/256階調/色
インク 専用カセット(イエロー/マゼンタ/シアン/オーバーコート)
ペーパー 専用紙(標準紙・ラベル紙)
プリント速度※1 Lサイズ 1枚約39秒
インターフェース USB(カメラ・USBメモリー用:TypeA/パソコン用:mini B)
無線LAN(IEEE802.11b/g)
液晶モニター カラーTFT液晶2.7型チルト式
電源/消費電力 AC:100~240V(50/60Hz)/60W以下(待機時4W以下)
バッテリー印刷可能枚数 NB-CP2L(別売)/Lサイズ:約54枚※2
大きさ 178(幅)×127(奥行き)×60.5(高さ)mm
質量 約810g(インクカセット/ペーパーカセット除く)