【レビュー】DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100と一酸化炭素

DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100を使って検証してみた。

以前、こんな記事を書いたときにも書いたけども、鍋底などに熱効率をあげるためにフィン、ヒートシンクがついている鍋やフライパンなどは、一酸化炭素が発生する可能性があるらしい。

2015年7月17日追記:アルコールストーブでも検証した記事をUPしました。

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DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100

こんな感じな鍋のこと。

アウトドアでは、燃料をどれだけ効率よく使用するかが結構大事な局面があります(っていうほどないけど)。

なので、このような効率的な鍋はとてもとても重宝するのです、エコですし。

一酸化炭素とかいいますけど、アウトドアなので基本は無視できますしね。練炭やら炭火でBBQするでしょうし。

でも、実際どうなのかと

 

アメリカのコストコで、First alert co1210なる一酸化炭素を測定できるものを買ってきたので、果たして本当に一酸化炭素はでているのか、そしてどれほど差があるのかを検証してみた。

 

そもそも、なぜ一酸化炭素は二酸化炭素と違って危険なのか、簡単に説明するとヘモグロビンという血液中で酸素を運んでいるやつらが、酸素よりも一酸化炭素のほうが大好きだから一酸化炭素を優先的に運んでしまって酸素?なにそれ美味しいの?一酸化炭素ちゃんLOVE!状態になると、人の体は、おいゴルァ!一酸化炭素なんて使えないもの運んでくるんじゃねぇ!ってなって、パタンと逝っちゃうわけです。

はい、危険ですね。

 

【使用機材】

・ DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100

・ スノーピーク ソロ極チタン

・ SOTO ウインドマスター

・ スノーピーク プロイソ

・ 一酸化炭素検出器 First alert co1210

日本であまり見かけないかなぁと思ったけど、Amazonみたらもっとお安いのが沢山。。。。

・ 水 (500cc)

・ 赤外線温度計

・ 水銀温度計

 

DUG HEAT-1 DG-1100にはでっかくシールが貼ってあります。

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専用って書いてあると、全部赤く塗りたくなる世代ですが、塗りません。

ここまででっかく書いてある鍋類は他にないんじゃないでしょうか。

でも、多分多数の方は、どうせいつものように注意だけ喚起しておくっていうあれだろう? 山屋はテントでお湯わかしてなんぼなんだ!他の鍋と大してかわんねぇよ。

と思っているかもしれません、インドアな気分だけは、山屋なぼくもそうでした。

結果を言うと、キケンです。

 

さて、実施場所をどうするか、狭い空間じゃないとなかなか測れないんじゃないかと考えました。

初めに考えた案は、段ボールの中。

却下。

燃えたら一酸化炭素どころの話じゃなくなる。

 

第二案

トイレ。

正式採用。

窓とドアを閉めれば、とりあえずはいいでしょう。

お風呂場などよりも狭いですし、問題は万が一一酸化炭素中毒とかで倒れた場合、トイレでなにやって死んだんだあいつは?って言われるのに耐えられないことくらいでしょうか。

 

どうせですから、ヒートシンク付きとついていない物でどの程度お湯が沸く時間に差があるのかも一緒に計ろうと。

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水銀温度計は20度を下回っていますが、赤外線温度計は20.2度を示しています。

もう一つある赤外線温度計も、20.2度くらいだったのでどちらかというと赤外線温度計の方が正確かなぁと。

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もう一つのほうは、RYOBI製のスマホで使える赤外線温度計とかいう怪しいやつ。

 

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こんな感じで、温度を測っているところを写真に撮れるっていう代物です。

日本でも普通に売ればいいのに、ちょっとiPhone6だと場所がずれるのが玉に瑕ですが。

 

というわけで、環境です。

【環境】

・ 場所:トイレ(無風)

・ 沸騰用水道水 500cc

・ 水温 約20.2度

・ 室内気温 23.6度

・ 外気温 20.2度

・ 室内湿度 66%

・ 気圧 997 mbar

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Netatmoさん大活躍です。

 

 

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DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100

ヒートシンクがついているところは、きちんと覆ってあって指や入れるケースなどを傷つける心配も少ないです。

結構良い製品だと思います、チタンじゃないので冷えるのに少しだけ時間が必要なのが玉に瑕ですが。

 

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DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100がうちに来るまでは、主力だったためにこんな姿ですがとても使いやすいいいやつでした。

使った後にぶんぶん振り回すとすぐに冷えるのがチタンのいいところですね。持ち手や蓋まで熱々になりますし、年々値段が上がるのが玉に瑕ですが。

 

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SOTO ウインドマスターさんと、スノーピーク プロイソのガス缶です。

ガス缶は他のメーカーさんのは使わないように!って書いてありますが、使いやすいのでいつもこんな感じです。

よい子のみんなはまねしちゃ駄目です。

ですが、ウインドマスターはマイクロレギュレーターとかいう温度が下がっても効率が落ちないとかいうのを売りにしていたので、今度ブタンだけでどうなるのか試してみます。

2016年9月某日追記: 駄目でした。気温が下がると不安定になってまともに使えなくなってしまいました。イソブタンさんかプロパンさん入りをお勧めします。

 

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そして、First Alertさんです。

温度がファーレンハイト先生でしか表示してくれません。。。。

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もちろん、今はとくにストーブなどもたいていないので、0ppmとなっております。

 

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トイレです。

隠しようがないので、きちんと書きますが便器の上です。

ちょっと斜めになっていたので、平らにするためにそこに置いてあった「もやしもん12巻」を下に敷かせて頂いています。

説明文や解説などで文字が多いので、トイレでの愛読書です。

 

というわけで、初めはスノーピーク 極チタン ソロです。

 

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燃焼状態は、このようにみたまんまです。

火力は最大まで一気に回してます。

 

ぐんぐん温度が上がっていきまして、水銀温度計で約92度くらいで沸騰し始めました。

これは、997mbarの気圧のせいかなと推測します。

トイレともやしもんには少し我慢をしてもらって、約100度まで沸騰させ続けます。

約2分24秒で約100度まで達しました。

 

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さて、お待ちかね一酸化炭素は、0ppmですね。

これ、本当に検知するのか少しだけ不安になりました。

 

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お次は、DUGさんです。

同じように水温は20.2度

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燃焼状態は、こんな感じです。

もちろん火力は最大。

それでも、ヒートシンクから炎がはみ出るようなことはなさそうです。

音が沸騰するよ!沸騰するよ!っていうのがやけに早くから聞こえます。ごごごごごごって感じでしょうか、ジョジョのコマのようです。

 

こちらも約92度前後で沸騰が始まって盛大にぼっこぼっこいっていますが、約100度まで我慢します。

約1分58秒

極チタンとは約30秒程度の差があるということがわかりました。

ですがどちらも体感的には早いなぁって感じです。

さて、一酸化炭素は。。。また0ppmだったらどうしてくれよう。

これくらいの時間じゃ発生しても微々たる物なのかなぁって考えながら見ると。

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ん?90ppm!?おお!って思うまもなく、

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452ppmまで上がっていくではないですか。

これは、うん、とりあえずどの程度が許容値かワカラナイから、まずは窓を開けて換気換気、深呼吸深呼吸、気のせいか少しふらつくような(気のせい)。

 

許容濃度は、約50ppmで400ppmくらいだと、1~2時間で前頭痛とか。。。

こちらに少し詳しく書いてあります。

約2分で、トイレくらいの空間で450ppmを超えるということは、結構急激にあがっていくということが推測できます。

 

うん、これは山屋さんたち、テントの中で使ったら駄目だ。

ただでさえ、山の上で酸素が薄いところでヘモグロビンが一酸化炭素に浮気されたら、死んじゃうよ、これ。

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屋外専用!

風通しのいいところで使うようにしてください。

ヒートシンクがついていない鍋類と比較してそれなりに早く沸騰するので、その時間くらいは我慢して外で使用してください!

 

一酸化炭素中毒は結構悲惨ですよ、重度になると予後も悪いですし中途半端に助かると家族も大変なことになります(ボケのような症状がでたりすることもある)。

十分注意して使用するようにしてましょう。

知っていれば、注意しますし、注意しながら使えばとても使いやすい道具だと思います。

 

これからもぼくはDUGを使うでしょう。どうしても冬キャンプをするときや、家の中で使うときには極ソロを使うようにしようと思いますが。

 

1件の返信

  1. 2015年7月17日

    […] 元記事はこちら […]

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